角煮は作るのに結構手間がかかるので、一度に大量に作るという方も多いのではないでしょうか。
そしてそのたくさん作った角煮の保存方法は、冷蔵、常温、冷凍が一般的かと思いますが、皆さんはそれぞれどのくらい日持ちするか把握されています。
保存期間の目安としては、下記の通りです。
- 冷蔵での日持ち、4~5日
- 常温での日持ち、通常は半日程度、夏場は数時間
- 冷凍での日持ち、約2週間~1か月
角煮を冷蔵庫や冷凍するときは、密封性の高いフリーザーバッグがオススメです。
今回は角煮の日持ちと、ベストな保存方法を見ていきます。
角煮冷蔵での日持ち
角煮を冷蔵で保存した場合の日持ちは、4~5日程度とされています。
ただし、きちんとした方法で保存しておかないと4~5日よりも日持ちが短くなってしまう事もあるので注意が必要です。
では、どのように保存するのが良いのでしょうか?
次は冷蔵での保存方法について詳しく見ていきます。
角煮の冷蔵での保存方法
角煮に限らず熱を通した料理は、冷蔵庫に入れる前に粗熱を取る必要があります。
ただし、あまり時間をかけて冷ましていると、どんどんと腐敗の原因となる菌が増えてしまいます。
菌の繁殖を防ぐには、なるべく早く粗熱を取る必要があります。
鍋のまま冷蔵庫に保存しても良いのですが、それだとどうしても粗熱が取れるのが遅くなってしまいます。
なので、タッパーなどで小分けにすると粗熱が取れるのも早まりますのでオススメです。
これなら、大体20分ほどで粗熱は取れてくると思います。
空気に触れないように保存する
粗熱がとれたら、次はしっかり空気を遮断しましょう。
空気に触れると菌の繁殖はもちろん、味が劣化する原因となります。
粗熱を取るときに小分けにしたタッパーに入れて冷蔵庫で保存でもいいのですが、できるだけ空気に触れないようにした方がいいので、より密封できるジッパー付きのフリーザーバッグがいいでしょう。
もしフリーザーバッグやタッパーがないという場合は、ラップでしっかり包んで保存すると良いでしょう。
また、タッパーの場合はフタを閉める際に「水滴がついていないか」確認するようにしましょう。
粗熱を取る際にフタを被せていると、熱でフタに水滴がついている事が多いです。
その水滴によってまた劣化が進んでしまう可能性もありますので、水滴をふき取ってから冷蔵庫に入れるようにしましょう。
角煮常温での日持ち
続いて、角煮を常温で保存したときの日持ちについて見ていきます。
ただ、残念なことに角煮は常温ではほとんど日持ちせず、持って半日程度とされています。
しかも夏場などの暑い時期はさらに短く、5~6時間ほどとされています。
角煮などの煮物系は、大きなお鍋にたくさん作るという人も多いかと思います。
たくさん作るとやはりそれだけ冷める・熱が取れるのが遅いということにもなります。
その間にどんどんと傷みの原因となる菌が繁殖する可能性があるので、できるだけ常温には置かずに冷蔵庫で保存するか冷凍してしまうようにしましょう。
角煮の冷凍での日持ち
角煮は冷凍で保存すると保存状態にもよりますが、約2週間~1か月ほど日持ちするとされています。
冷蔵で保存する場合は5日ほどが限度なので、それに比べるとかなり長い期間日持ちしてくれます。
なので作ってすぐに食べきれない、食べる予定がない場合は冷凍保存しておくことをオススメします。
角煮の上手な冷凍方法
冷凍では約1か月日持ちしてくれる角煮。
しっかり日持ちさせるためには、上手に冷凍保存する必要があります。
次は角煮の上手な冷凍の仕方を調べていきましょう。
しっかり冷ましてアクを取り除く
角煮を冷凍する場合は、煮汁ごと冷凍していきます。
鍋から大きめの容器に煮汁ごと移し、しっかりと熱を取って冷ました後、まずは冷蔵庫で2時間ぐらい保存します。
冷蔵庫でさらに冷やしていくうちに余分な脂やアクが出てきますので、それらを丁寧に取り除きましょう。
調理中の煮込み作業の時にもアクは出てくるかと思いますが、出来上がってから冷やしている最中にも多少出てきたりします。
臭みの原因にもなりますので、取り除ける範囲で取り除いておくようにすると良いでしょう。
小分けにして空気を遮断する
冷蔵庫でしっかり冷やし、アクが取り除けたら次は保存袋に煮汁ごと小分けにして入れましょう。
そのまま保存容器などで保存しても良いと思いますが、次に食べる時に全部解凍しないといけなくなります。
それだと結構面倒なので、1食分ずつぐらいに小分けしておくと便利ですね。
また、一度解凍した角煮は再度冷凍すると一気に風味が落ちたり、時には雑菌が繁殖してしまう可能性もあるので小分けにしておくことをオススメします。
また、保存する際にはしっかり空気を抜いて密閉しておきましょう。
冷凍中に空気に触れたりすると冷凍焼けを起こしたりするので美味しくなくなってしまいます。
ジッパー付きの保存袋に入れてしっかり空気を遮断しましょう。
急速冷凍する
冷凍する際にそのまま冷凍庫に入れても良いのですが、金属トレイの上に保存袋を置いてそのまま一緒に冷凍庫に保存すると、熱伝導により急速冷凍してくれます。
急速冷凍するのが良い理由は、冷凍する際に角煮に含まれる水分が凍ることで角煮の細胞が傷つけられてしまうのを最小限に防ぐためです。
少しでも早く冷凍される方が風味や食感が損なわれにくいのです。
角煮の解凍方法
では最後に冷凍した角煮を美味しく上手に解凍していく方法を調べていきましょう。
流水で解凍する
冷凍庫から取り出した保存袋を、水の入ったボールなどに入れ、水道から水をチョロチョロ出しつつ解凍していきます。
ゆっくり解凍すると風味や旨味が損なわれず美味しい状態で解凍できます。
電子レンジで解凍する
電子レンジでの解凍方法です。
簡単に温めることができますが、冷凍のままチンすると中まで解凍されず冷たいままだったり、中まで解凍させようと長時間温めたりすると、火が入りすぎて固くなってしまう場合があります。
なのでいきなり電子レンジで温めずに、前もって冷蔵庫で少し解凍してから解凍すると良いでしょう。
湯煎する
お鍋にお湯を沸かして保存袋のままポチャっと入れるだけでOKです。
これが一番簡単な方法ですね。
解凍と温めが一気にできます。
1点だけ注意事項ですが、保存袋が加熱可能なものかどうか必ず確かめてから温めるようにしましょう!
まとめ
角煮の日持ちや保存方法、いかがでしたでしょうか?
角煮の日持ちの目安は下記の通りです。
- 冷蔵での日持ち、4~5日
- 常温での日持ち、通常は半日程度、夏場は数時間
- 冷凍での日持ち、約2週間~1か月
角煮を作った際はできるだけ常温で保存せずに必ず冷蔵で保存するようにしましょう。
常温ではすぐに傷んでしまいます!
そして冷蔵で保存する際はなるべく早めに粗熱を取って、しっかり密封してから保存するようにしましょう。
空気に触れてしまうとこれまた傷んでしまう原因になったり、風味も落ちてしまう原因になりますよ!
せっかく美味しくできたのだから、美味しいままで食べたいですもんね。
ちなみに角煮を作った汁でゆで卵を漬けておいて味玉にするととても美味しいですので、ぜひ試してみてください。
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