めんつゆは、万能調味料と言われていて、うどんや蕎麦のつゆとしてだけでなく、和食や洋食などの料理の調味料としても使うことができ、重宝されている調味料です。
しかし、めんつゆのボトルは比較的大きめで一度にたくさん使うことも少ないので、開封後はどれくらい賞味期限が気になります。
めんつゆの開封後の賞味期限はあまり長くはなく、また、濃縮度によっても違いがあります。
めんつゆの開封後の賞味期限の目安は、
- ストレート:冷蔵保存で3日程
- 2倍濃縮:冷蔵保存で1~2週間程
- 3倍濃縮:冷蔵保存で3~4週間程
くらいとされています。
また、未開封のまま賞味期限切れになってしまっためんつゆは、期限が切れてから2ヶ月ほどは大丈夫な可能性が高いです。
中には、賞味期限切れでも未開封なら1年くらいは大丈夫という意見もあります。
しかし、この場合は腐敗などの恐れもあるのでよく確かめた上で、自己責任で使用してください。
それでは、めんつゆの賞味期限は開封後どれくらい日持ちするか、賞味期限切れになっても未開封なら1年くらいは大丈夫かなどについて、もう少し詳しくご紹介していきます。
開封後もパーケージの賞味期限内なら安心して使えるだろうと思っている方、この記事を参考にしてもらえれば、めんつゆについての見方が少し変わると思います。
開封後のめんつゆの賞味期限
市販のめんつゆの場合
開封後の賞味期限の目安は、濃縮度によって違いがあります。
- ストレートのもの:冷蔵庫で3日ほど保存が可能
- 2倍濃縮のもの:冷蔵庫で1~2週間ほど保存が可能
- 3倍濃縮のもの:冷蔵庫で3~4週間ほど保存が可能
濃縮度によって賞味期限が変わるのは、めんつゆに含まれる塩分が関係しており、塩分が多い濃縮タイプの方が腐りにくいと言われています。
濃縮タイプのものでも、水で薄めた場合は保存期間が短くなります。
めんつゆは、出汁、しょう油、みりん、砂糖などを使って作られています。
塩分やアルコールなど防腐効果のあるものを含んでいないので、開封すると劣化しやすくなります。
手作りのめんつゆの場合
手作りでめんつゆを作る方もいらっしゃると思います。
そこで、手作りのめんつゆの賞味期限も調べてみました。
- ストレートのもの:冷蔵庫で1~2日ほど保存が可能
- 濃縮タイプのもの:冷蔵庫で2週間ほど保存が可能
しかし、手作りのめんつゆは市販品のものと比べ、殺菌や滅菌が完全にできないので、あくまで目安ということになります。
開封後のめんつゆの保存方法
未開封のめんつゆは、常温保存(直射日光を避け、風通しの良い場所)で大丈夫ですが、開封後のめんつゆは冷蔵庫で立てて保存することが必要です。
我が家で使用しているめんつゆ(3倍濃縮)の容器には、開封後の取り扱いとして、「必ず冷蔵庫に保存し、早めに使用。開封後は立てて保存してください。」と表示されていました。
開封後は、空気に触れることが多くなり、雑菌が入りやすく、カビなどの繁殖につながります。
賞味期限切れのめんつゆは未開封ならどれくらい持つ?
めんつゆは、賞味期限切れになって2ヶ月程過ぎても大丈夫な可能性が高いです。
めんつゆには「美味しく食べることができる期間」を示した賞味期限が表示されていて、「安全に食べられる期限」を示した消費期限とは違い、期限が切れてもすぐに使用できなくなるわけではありません。
ネット上には、「賞味期限が1年以上過ぎていても、開封前なら大丈夫です。高温で直射日光が当たる場所に保管してあった場合は劣化していると思いますが、戸棚などにしまっておいたのなら、劣化はそれほど進んでないと思います。」という意見もありました。
この意見は、一つの意見として捉え、期限が過ぎた後は風味や味が落ちていることもありますので、実際に使用する時には自己責任で、少しでもおかしいと思ったら、使用をやめて処分するとよいでしょう。
めんつゆは冷凍できる
めんつゆは、冷凍保存ができます。
冷凍すると、1~2ヶ月の保存が可能になります。
たくさん残っているけどすぐに使わないなど、より長く保存したい場合は冷凍保存するとよいでしょう。
冷凍保存する時のやり方を記します。
製氷皿を使う冷凍保存
- めんつゆを製氷皿に9割弱入れる
- 製氷皿の蓋(またはラップ)をする
- 金属トレイに乗せて、冷凍庫に入れる
- 急速モード(なければ普通モード)で冷凍
- 完全に凍ったことを確かめて、凍らせためんつゆを製氷皿から取り出し、ジップロックなどの冷凍用密閉袋に入れて、再び冷凍庫に入れる
ジップロックを使う冷凍保存
- ジップロックの中に、おおよその量を測って入れる
- こぼさないように気を付けながら、空気を良く抜いて封をする
- 封をしたジップロックを金属トレイの上に横にして乗せ、冷凍庫に入れる
- 急速モード(なければ普通モード)で冷凍
解凍方法
・冷たいものに使う時
使う予定の半日程前に冷蔵庫に移して、自然解凍します。
・温かいものに使う時
煮物の味付けに使う際には、凍った状態のものをそのまま鍋に入れて使えます。
めんつゆは腐るとどうなる?
めんつゆが劣化した時のサインを記します。
見た目
- 濁っている。
- どろっとした塊のようなものがある。
- 白い沈殿物や浮遊物がある。
- カビが生えている。
- 表面に膜が張っている。
臭い
- アルコール臭がする。
- 酸っぱいような臭いがする。
音
蓋を開ける時、プシュとガスが抜けるような音がする。
味
舌を刺すような刺激を感じる。
このような変化が一つでも見られたら、使用するのを止めてすぐに破棄しましょう。
ストレートタイプのめんつゆは、しょう油など保存料の役割をするものの割合が少ないので、早めに腐り始めます。
めんつゆが腐りかけると雑菌などが侵入し、どろっとした塊のようなものができたり、表面に膜が張ったりします。
しかし、ボトルを軽く振ると発生したものが混ざり合い、見た目は元のめんつゆに戻ることがありますので、最初のサインを見逃さないようにしましょう。
私も以前3倍濃縮のものに水を加えてめんつゆを作り、残りを常温で保存して翌朝使おうとしたら、小さな白い泡のようなものが浮いているのを見つけたことがあります。
鍋を振るとその泡のようなものは消えてなくなったので、火入れをして使いましたが、幸い家族の誰にも異変は起こりませんでした。
しかし、その後残ってしまった場合は冷蔵庫保存をして、すぐに使い切るようにしています。
まとめ
めんつゆの賞味期限は開封後どれくらいか、賞味期限切れでも未開封なら1年くらい大丈夫かなどについてお伝えしました。
- 開封後の賞味期限は、濃縮度によって違いがあります。
- ストレートのもの:冷蔵庫で3日程保存が可能
- 2倍濃縮のもの:冷蔵庫で1~2週間程保存が可能
- 3倍濃縮のもの:冷蔵庫で3~4週間程保存が可能
- 賞味期限切れになって2ヶ月程過ぎても大丈夫な可能性が高い
- 賞味期限切れでも未開封なら1年くらいは大丈夫という意見もあり
しかし本来の味ではなくなりますので、しっかりと確認して、自己責任で使用してください。
めんつゆは、めんのつけ汁として使用するだけでなく、料理の味付けや煮込み料理などに使うと、コクのある美味しい料理を作ることができます。
開封後まだ大分残っているけれど、賞味期限切れになってしまい処分したことがあるという方、この記事を参考にして、めんつゆを最後まで美味しく使い切ってもらえたらうれしいです。
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