旅行の日程がなかなか決まらず、とりあえずホテルを複数仮予約。
直前になって予定が確定してから、利用しない日の予約をキャンセルをする。
人気のホテルなどはすぐに予約で埋まってしまうため、そういった手段でホテルを仮予約するパターンはよくあることです。
この予約とキャンセルの繰り返しは、宿泊施設や予約サイトが定めた利用規定に反していなければ、基本的には問題ありません。
ただし、宿泊のキャンセルは宿泊施設にとっては機会損失になり、また他の利用者の予約にも影響があるので、あまり推奨できる行為ではありません。
無断キャンセル、通称「バックレ」についてはキャンセル料を求められます。
さらに、そのキャンセル料の支払いを拒否、無視しつづけると訴訟問題へと発展してしまうことにもなりますので絶対にやめましょう。
この記事ではホテル予約とキャンセルを繰り返えす行為や、キャンセル料の発生について旅行業経験者の筆者が本音を交えてご紹介していきます!
ホテルの予約とキャンセルを繰り返すのは大丈夫?
まず事実としては、複数仮予約をして後で都合がつかなければキャンセル…というパターンはよくあることなのです。
人気のホテルはとりあえず旅程は確定してないけど部屋を押さえておかないと、なかなか予約がとれないと考えられているからです。
ここで気をつけたいのが、「利用規約」に対して違反となる行為に該当しているかどうかです。
すべてのホテルに当てはまるわけではないのですが、ホテルによっては複数予約をすることを禁止としているところもあります。
利用規約に記載されているにもかかわらず、違反行為となることをしてしまうと、場合によってはすべての予約がキャンセルとなる対応をされる可能性もあるのです。
そのため、まずは利用規約をしっかりと確認するようにしましょう。
利用規約に明記されていなかったとしても、本音を言えばホテル側としてはキャンセルされることで空室ができてしまうのはかなり厳しいものです…。
キャンセル料を払わなかったりドタキャンするとどうなる?
当日になってやむを得ない事情でドタキャンすることになってしまうケースもあります。
急な体調不良や身内に不幸があった。
台風などの悪天候や地震による影響で交通機関がストップしてしまって外出できなくなった。
このようなやむを得ない状況が起きたとしても、利用規則にキャンセル料の発生と請求について記載しているのであれば、合意の上で予約をしているとみなされるので、ホテル側は原則キャンセル料を請求する権利があり請求されれば支払わなけれなりません。
やむなくキャンセルする羽目になったうえにキャンセル料も取られるなんて…と、どうもスッキリしない気持ちになるのもよくわかります。
ですが、ホテル側としても急なキャンセルによって空室ができるとすぐに代わりの宿泊客を確保できる保証もありませんので、利益を上げることができないのはかなり厳しいものなのです…。
しかしながら、ホテル側の判断にもよりますが状況によってはキャンセル料の減額なども対応を検討してもらえる場合もありますので、まずはホテル側に相談するようにしてみましょう。
キャンセル料を支払わないと大変なことに…?
全然納得いかないし、キャンセル料を請求されていても無視し続けていればよい…なんて思っていませんか?
キャンセル料について書かれている規約に同意したうえで予約をしているはずです。
これを拒否し続けると、場合によっては民事訴訟問題となり損害賠償を求められることにもなりかねません。
より事態が悪化し深刻な状況になってしまうことにもなりますので、納得いかない様であれば無視することをせずホテル側としっかりと話し合うようにしましょう。
ホテルの予約キャンセル料はいつから発生するの?
キャンセル料が発生するのはいつからなのかは、ホテルによって多少異なるものではありますが、多くは宿泊前日から一週間くらいの間で発生しています。
また、同じホテルでもプランによってキャンセルポリシーが異なる場合もありますので、必ず利用規約は確認するように心掛けましょう。
まとめ
今回はホテルの予約とキャンセルを繰り返すとどうなってしまうのかについてご紹介しました。
人気のホテルを確実に確保したい。
できるだけ安く泊まれるようにしたい。
そういった思いから実際に予約とキャンセルを繰り返す事例も多いのですが、あまりにそういった行為を繰り返していると、それらは場合によって悪質とみなされ、全予約をキャンセル対応されてしまう場合もあります。
また請求されたキャンセル料を無視し続けていると、損害賠償を請求される事態にもなりかねません。
こういったトラブルを避けるためにもまずはしっかりと利用規約を確認したうえで予約をするようにしましょう。
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