牛丼を作る際にたまに気なること。
それは「牛肉の臭み」ですよね。
消費期限が切れているわけでもないのに、何かたまにニオイが気になることがあります。
そんな私と同じお悩みを持つ方必見。
この記事では牛丼を作るときの肉の臭みの原因と臭みの取り方についてご紹介します。
ほんのちょっとした知識と臭みを取る方法を知ることで、気になる牛肉の臭みによる悩みが解消され、いつでも美味しい牛丼が作れるようになりますよ!
簡単でお手軽な牛丼をご家庭でよく作る方はぜひチェックしてみてくださいね!
牛丼の肉が臭い原因
「安い肉だから?」
「海外の肉だから?」
様々な要因が考えられますが、牛丼で使用する牛肉に臭みを感じるのは、主に3つの原因があるようです。
「エサ」が原因による臭み
牛そのものが食べている「エサ」の種類によって、肉の臭いが気になってしまうものがあるようです。
それは「穀物肥料」と「牧草肥料」に分かれます。
そして、特に臭いが強く出てしまうのが牧草肥料を食べた牛なのです。
これは俗に「グラスフェッド牛」と言われていますね。
ただ、牧草そのものに原因があるわけではなく、牧草を育てている土が大きな原因にあたります。
亜鉛や鉄、マンガンなどミネラル分を多く含む土で育った牧草を牛がエサとして食べることで肉に臭みがでてしまいます。
国産牛は比較的穀物類を食べて育った牛が多いためあまり臭いが気にならず、対して海外で育った牛は牧草を食べていることが多いようです。
ですが、この臭みは決して悪いわけではないのです。
むしろミネラルなど、栄養分をたっぷり含んでいるため栄養価のことを考えるとグラスフェッド牛を進んで食べることはとても良いことだと、私は思いますよ!
酸化による臭み
肉が時間と共に長く空気に触れることで水分が乾燥し、脂分が酸化すると臭みが出やすくなります。
特に牛肉を長期にわたって冷凍保存していると、解凍する際に牛肉が乾燥してしまい、臭いが出てしまうといったことが多いようです。
できるだけ牛肉が空気に触れないようにラップや保存袋を上手く利用しながら保存することを心掛けると、臭いの発生を解消できます。
腐敗による臭み
保存状態が悪く、傷んでしまった牛肉も強い臭いを出します。
生ごみのような腐敗臭がするようであれば、傷んでいる可能性が高いですので食べないようにしましょう。
牛丼の肉の臭みの消し方
前述にもありましたが、グラスフェッド牛は比較的臭いがでやすいです。
ですが、安価なものも多く栄養価も高い牛肉でもありますので、気になる臭いを抑えつつ摂取したいですよね。
そんな時に肉の臭みを消すのに効果的な方法がいくつかあるのですが、特に牛丼で使用する薄切り肉に適した方法をご紹介します。
お湯で牛肉を洗う
約50℃くらいのお湯で牛肉を洗うと気になる臭いが流れ落ちるので軽減されます。
あまり長くお湯につけてしまうとうま味が逃げていってしまうので、軽く泳がせるようにすると良いです。(しゃぶしゃぶのような感じですね)
また、体温くらいのぬるま湯だと逆に雑菌が繁殖しやすくなってしまいますので、温度には気を付けるようにしましょう。
お酒につける
日本酒やワインに漬けておくと、比較的短時間で気になる臭いが軽減される効果が発揮されます。
つけ置き時間は約30分ほど。
ワインを使う場合は特に牛肉と相性が良い赤ワインがオススメです。
肉の臭みを消すのと同時に、牛丼そのものにもコクが出てとても美味しい牛丼になりますよ!
まとめ
今回は牛丼の肉の臭みの原因と臭みの取り方についてご紹介しました。
牛肉は牧草を食べて育つグラスフェッド牛が比較的臭いやすいです。
ただし、とても栄養価が高いものもありますので積極的に摂取するようであれば気になる肉の臭みを消すようにしましょう。
また、肉の酸化によっても臭いが発生するので保存状況には気を付けるようにしましょう。
- 牛肉をお湯で洗う
- お酒に約30分つける
これら2点をおさえておくと、臭みを持つ牛肉でも臭いが軽減され美味しく食べることができるようになります。
肉の臭みを消すことで、家庭の牛丼はぐっと美味しくなりますのでぜひ試してみてくださいね!
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