もずく酢の食べ過ぎは消化不良になったり甲状腺機能に影響を与えたりすることがあります。
でも、もずく酢の上手な食べ方を知って食生活に取り入れると、ネバネバ成分の「フコイダン」が食物繊維を豊富に含み腸内環境を整えたり、酢のクエン酸のおかげで疲労回復効果も得られます。
食べやすくする方法は、もずく酢を加熱し酸っぱさをやわらげることです。
簡単なレシピも紹介していますのでぜひ最後まで読んでください。
ダイエット効果抜群のもずく酢は上手な食べ方で取り入れていきましょう。
もずく酢の食べ過ぎは良くない?
もずく酢を食べ過ぎると身体に影響が出てしまいます。
特に出やすい症状は二つあります。
- 消化不良を起こし、吐き気がしたり腹痛になったりする
- もずくに含まれるヨウ素の摂り過ぎで甲状腺機能に影響を与える
ということです。
もずく酢を食べると身体にいい効果も得られるので適量を知って食生活に取り入れましょう。
では、一日の適量はどのくらいなのでしょうか。
もずく酢一日の適量は?
成人男女とも1日のもずく摂取の適量は、約90g程度です。
厚生労働省の「日本人の食摂取基準2020年度版」によると、もずくに含まれるヨウ素の1日に必要な推奨量は130μg(0.13mg)とされています。
もずくは100gあたりヨウ素が140μg含まれているので、1日90g程度が適量になります。
市販されている3パック入りのもずく酢は、カップ1杯の内容量が大体60~70gです。
もずくの内容量だけ見ればもっと少なくはなりますが、それでも1日1カップほどがいいと思われます。
多くても1日2カップくらいまでにしておきましょう。
もずくに含まれるヨウ素は身体に必要なミネラルですが、一度に大量に食べても吸収しきれなかった分は排泄されてしまいます。
1回分は30gくらいにしておきましょう。
もずく酢を食べるとこんな良い効果が!
もずく酢は身体に良いイメージがありますが、実際どんな効果があるのか知っていますか。
- フコイダンという食物繊維が腸内環境を整える
- 酢のクエン酸に疲労回復効果がある
- ヨウ素の働きで新陳代謝を高め内臓脂肪が燃えやすくなる
- 毛根を活性化する
- 血糖値の上昇を防ぐ
さらに、より効果的に食べるにはいつどんな食べ方をすればよいのか紹介します。
もずく酢の上手な食べ方
実は、もずく酢は食べるタイミングが重要です。
食前によく噛んでもずく酢を食べることで糖や脂質の吸収を抑える効果があります。
市販のもずく酢1カップ分のカロリーは、約2kcalとかなり低カロリーなのでダイエット中の方にもおすすめです。
でも、そのまま噛まずに飲み込んでしまうと消化が悪くなります。
よく噛んで食べるのがおすすめですよ。
また、もずくは胃の中で膨らむので腹持ちがいいのも特徴です。
繰り返しになりますが、適量を守ってくださいね。
もずく酢と納豆との食べ合わせは大丈夫?
酢に含まれる「クエン酸」が納豆菌に影響を及ぼすという噂がありましたが、それは問題ないようです。
酢の「クエン酸」と納豆の菌「ナットキナーゼ」はどちらも血圧上昇を抑える働きがあります。
もずくに含まれる「フコイダン」にも血圧上昇を防ぐ働きがあるため、合わせると効果が倍増します。
また、納豆にもずく酢を混ぜるとさっぱりといただけます。
酸っぱいのが好きな方にはおすすめです。
もずく酢を食べやすくする方法
もずく酢は、暑い日などに食べるとサッパリしていていいのですが、酸っぱすぎるのが苦手という方も多いようです。
特に子供には味がきつすぎるかもしれません。
もずく酢を食べやすくするためには、少し温めてみるといいですよ。
もずく酢アレンジレシピ
実際、もずく酢を温めると酸っぱさがとんで食べやすくなります。
給食のメニューにも「もずく入りスープ」があり、子供たちも抵抗なく食べることができているようです。
私も、中華風味のもずくスープをよく作っていますので紹介します。
カンタンもずくスープ
<材料> 作りやすい量約 3~4人分
- もずく酢 90g~100g
- 豆腐 1/2丁 1cm角のさいの目切りにしておく
- 長葱 5cm みじん切りにしておく
- 鶏がらスープの素 小さじ2杯
- しょうゆ 大さじ1杯 お好みで増やす
- ごま油 小さじ1杯
- 水 600cc
<作り方>
- もずく酢は耐熱容器に入れ、レンジで約1分30秒温め酢を切っておきます
- お鍋に水を入れ鶏ガラスープの素を入れます
- 沸騰したらもずくと豆腐を入れ、しょうゆ、ごま油も入れます
- 1~2分ほど煮て、長ネギを入れてあっという間に完成です
煮込む必要がない具材ばかりなので短時間で出来上がります。
まとめ
もずく酢の食べ過ぎの影響や上手な食べ方を紹介しました。
- もずく酢は食べ過ぎると消化不良を起こす
- もずく酢は食べ過ぎるとヨウ素の摂りすぎで甲状腺機能に影響を及ぼす
- もずく酢は食前によく噛んで食べると糖や脂質の吸収を抑える
- もずく酢は温めると食べやすくなる
健康によいもずく酢は、あと一品欲しい時にもいいですね。
適量を守って食生活に取り入れていきましょう。
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