作りたての団子って本当に美味しいですよね。
でも、時間が経つと固くなってしまうのが難点です。
そこで、今回は団子が固くならない保存方法と作り方を紹介します。
団子の保存は手作りでも市販品でも同様で、数時間なら常温保存、翌日以降に食べる分は冷凍保存がおすすめです。
冷蔵庫に入れるのは団子の「でんぷんの老化」が起こり固くなってしまうのでおすすめできません。
でも、白玉団子だけは例外で冷蔵庫に入れても固くなりません。
白玉粉はもち米を加工して作られたもので、きめが細かいのが特徴です。
出来上がった白玉団子は、水を張った容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
団子の常温での保存方法は、乾燥しないようにラップやタッパーなどに入れ直射日光を避けておくことです。
団子が常温で保存できるのは5~6時間ほどです。
団子の冷凍での保存方法は、団子を一つずつラップに包んでからジップ付きの袋に入れて密封します。
団子の冷凍保存の日持ちは、2週間から1か月ほどです。
団子が固くならない作り方は、団子の粉に対して20%の砂糖を加えるという方法がありますが、団子の味を甘くしたくない場合は、水の代わりに絹豆腐を入れて作ると同じ効果が得られるようです。
砂糖も豆腐も水分保持力が高く、団子の「でんぷんの老化」を遅らせ時間が経っても固くなりにくい団子を作ることができます。
今回は、団子が固くならない保存方法と作り方を紹介します。
固くなった団子を使ったリメイクレシピも考えてみましたので、ぜひ最後まで読んで下さい。
団子が固くならない保存方法
団子が固くならないように保存する方法は、常温保存か冷凍保存になります。
冷蔵庫は、団子が乾燥しやすく固くなりやすいため向いていません。
冷蔵庫内の温度は、だいたい5℃前後ですが、ちょうど団子が固くなる原因である「でんぷんの老化」が始まる温度と一致しています。
団子は常温保存が一番美味しさを保つことができます。
ただし、夏場の常温保存は傷みが心配なので、常温保存は短時間に留めましょう。
基本的に数時間なら常温で保存し、翌日以降に食べる分はラップに包んだ後ジップ付きの袋に入れ密封して冷凍庫で保存するのがおすすめです。
団子は冷凍保存で2週間から1か月ほど日持ちします。
食べるときは少し早めに出して自然解凍して食べて下さい。
手作りした団子も出来立てをすぐに食べるのが一番ですが、保存は同様に常温保存か冷凍保存がおすすめです。
手作りした白玉団子を保存するときは?
手作りの団子の中でもよく作られている白玉団子は保存方法が少し異なります。
白玉団子を容器に入れ、ヒタヒタになるくらい水を注いでラップをしておきます。
白玉団子は冷蔵しても固くなりにくいので、冷蔵庫での保存が可能です。
白玉団子は、もち米を加工して作られていて粉の粒子が細かいため、冷蔵保存でも固くなりにくいです。
もし、白玉団子を沢山作って冷凍保存したい時は、少し固めに茹でて一つずつくっつかないようにバットに並べ、その上にジップ付きの袋をかぶせて密封すると、週間~1か月くらい日持ちします。
使いたい分だけ取り出し、茹でるか蒸すと出来立ての美味しさを復活させることができますよ。
電子レンジでの解凍は、加熱時間の調整が難しいので避けた方がよさそうです。
団子が固くならない作り方
団子が固くならないように作る方法として、
- 粉の分量の20%の砂糖を加える
- 水の代わりに絹豆腐を使う
この2つがあります。
団子といっても月見団子や串団子、柏餅や白玉団子など種類によって粉の材料も工程も変わってきます。
団子作りは、「上新粉」「だんご粉」「白玉粉」「もち粉」のどれかを使うことが多いですが、それぞれの特徴をまとめましたので参考にして下さい。
上新粉
上新粉の原料はうるち米です。
うるち米とは普段食べているお米のことです。
もち米に比べて粘りが少ないのが特徴で、一度茹でてからついて弾力を出して丸めていきます。
上新粉はコシがあって、月見団子や柏餅などを作るのに向いています。
上新粉で作った団子が固くならないようにするためには
- 上新粉の分量の20%の砂糖を加える
- 水の代わりに絹豆腐を使う
- 白玉粉を混ぜる
この3つの方法になります。
だんご粉
だんご粉の原料はもち米とうるち米ですが、メーカーによってその配合は様々です。
だんご粉は成型しやすいので、初めてお団子作りをする方におすすめで、みたらし団子や串団子に向いています。
だんご粉で作る団子を固くならないように作るためには
- だんご粉と同量の絹豆腐と砂糖を少量(だんご粉150gに対して大さじ1程度)加えてこねる
- 水の代わりに豆乳を使う
という方法があります。
だんご粉は、もち米が混ざっているので粘りがあって、上新粉で作った団子より固くなりにくいようです。
白玉粉
白玉粉の原料は、もち米で粒子が細かく仕上がりが柔らかく滑らかなのが特徴です。
もち米に含まれるでんぷんを取り出して加工するため、冷めても固くなりづらいく、白玉団子や大福に向いています。
冷蔵庫に入れても固くならず時間が経っても美味しく食べられます。
白玉団子を作るときも豆腐を使うとふわふわに仕上がります。
もち粉
もち粉はその名の通りもち米が原料です。
もち米を精白した後、粉状にして乾燥させたもので、柔らかい食感なので求肥や大福に使われることが多いようです。
大福などを作るときにもち粉に対して、砂糖を20%ぐらい加えると固くならず柔らかさを保てます。
このように団子を手作りするときは、砂糖や絹豆腐を使うことで固くなるのを防ぐことができます。でも、市販の団子は不思議なくらい時間が経っても柔らかいと思いませんか?
実は、市販の団子は「トレハロース」という品質保持剤を使っていることが多いようです。
添加物というと安全性が気になるところですが、「トレハロース」はとうもろこしやじゃがいもなどのでんぷんから作られている自然由来の添加物ですので過剰に心配する必要はありません。
「トレハロース」には、でんぷんの老化防止や鮮度を保持する働きがありますので、団子を長時間しっとり柔らかい状態を保つことができます。
もし、団子が固くなってしまったら、再び水分を加え加熱することで復活させることができます。
残って固くなってしまった団子はリメイクしてみませんか?
固くなった団子のリメイクレシピ
同じ味の団子は少々飽きてしまうので、味を変えて楽しむのもいいですよね。
ここからは固くなった団子のリメイクレシピを紹介します。
肉巻きみたらし団子
【材料】
- みたらし団子 5本
- 豚バラ薄切肉 5枚
- サラダ油
- 塩、こしょう 少々
【作り方】
- みたらし団子に豚バラ肉を巻き付け塩コショウする
- フライパンにサラダ油をうすくひいて巻き終わり部分から焼いていく
- 表面が焼けたらふたをして3~4分蒸し焼きにする
簡単で美味しいのでぜひやってみてください!
肉巻きおにぎりのイメージです。
団子入りの春巻き
【材料】
- 月見団子 10個
- プロセスチーズ 5個
- 春巻きの皮 5枚
- サラダ油 適量
【作り方】
- 春巻きの皮に月見団子とチーズをのせて巻く
- フライパンにサラダ油を1cmぐらいの高さまで入れ、春巻きを菜箸で
- 転がしながら焦げ目がつくまで揚げ焼きする
あんこが入った月見団子でも春巻きとの相性が良く、ちょっとしたおやつになります。
まとめ
今回は、団子が固くならない保存方法や作り方、固くなった団子を使ったリメイクレシピを紹介しました。
- 団子が固くならない保存方法は、数時間なら常温保存で翌日以降食べる分は冷凍保存する
- 団子が固くならない作り方は、粉に対して20%の分量の砂糖を加える
- 団子が固くならない作り方は、水の代わりに絹豆腐を使って作る
- 固くなった団子は再び水分を加え加熱することでリメイクできる
お団子作りは楽しいのでつい沢山作ってしまいますよね。
でも、そんな時は冷凍保存もできますよ!
次にお団子作りをするときの参考になったら幸いです。
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