山ごはんは、火を使わないメニューからチャレンジしてみませんか。
食材や調理器具などがなければ登山の荷物はだいぶ楽になります。
火を使わない山ごはんのメリットは
- ガスの危険や後始末などの手間がない
- 食事後に荷物が一気に減る
- 食べる場所の確保がしやすい
などがあります。
温かい物が欲しい場合は、保温効果の高いサーモス山専ボトルやスタンレーのボトルなどにお湯を入れて持って行くと、即席スープやコーヒーなどの楽しみが広がります。
山ごはん初心者が、調理用として初めに揃えたい道具は下記の通りです。
- クッカー
- バーナー
- ガス缶
3つセットになってコンパクトに収納できるものが登山には適しています。
この記事では、火を使わない山ごはんやお湯だけあれば食べられる山ごはんを紹介します。
山でお湯を沸かしたり調理したりするときに必要になる道具も紹介していきますので、参考にしていただければ幸いです。
山ごはんのお供におすすめなのが、容器がいらずお湯か水を注ぐだけでご飯ができるレトルトご飯です。しかもスプーン付きなので手間も省けます。
山ごはんには、保温性の高い山専ボトルを準備しておきましょう。
山ごはん火を使わないレシピ
火を使わない山ごはんは、夏山に登るときや日帰りの低山のときに適しています。
簡単なレシピを紹介していきます。
冷しぶっかけうどん
◆材料◆
- 流水麺 1袋
- 水 200ml
- めんつゆ 100ml
- サラダチキン1パック
- ミニトマト 5個ぐらい
- きゅうり 1/2本
◆作り方◆
- 流水麺を軽く洗ってほぐす
- 軽く裂いたサラダチキン、ミニトマト、キュウリを麺にのせる
- めんつゆをかける
流水麺は軽く洗うだけで大丈夫です。
ミニトマトはヘタをとっておき、きゅうりはあらかじめ自宅で切って持参します。
氷を入れて持って行くと、キンキンに冷やすことができますよ。
以前、スタンレーのボトルに氷を入れておいたら、午後下山するまで7時間ぐらい解けなかったです。
暑い夏山に行く方にぴったりのメニューです。
フルーツサンド
◆材料◆
- 食パン8枚切り 2枚
- カットフルーツ 1パック
- しぼるだけの生クリーム 1パック
◆作り方◆
食パンに生クリームを塗ってフルーツを挟むだけ。
食パンはジップロックのMサイズでぴったり2枚入ります。
山では無意識にたくさん歩きますので、フルーツを食べてビタミン補給をすると元気が出ますよ。
途中の道の駅などでイチゴやシャインマスカットなどをゲットできたら冷やしておきましょう。
山で食べるフルーツサンドは格別です。
山ごはんお湯だけレシピ
お湯があればカップラーメンやスープなどメニューの幅が広がります。
温かい物を食べると満足感もアップします。
アルファ米でカレーライス
アルファ米とフリーズドライのカレーでカレーライスを作ります。
◆材料◆
- アルファ米 1パック
- お湯170ml
- フリーズドライのカレー1個
- お湯150ml
◆作り方◆
- アルファ米の封を開けスプーンと湿気剤を取り出しお湯を線まで(170ml)入れる
- スプーンで混ぜてから封をして15分ほど待つ
- フリーズドライのカレーを150mlのお湯で溶かす
- 出来上がったアルファ米をほぐしカレーをかける
アルファ米はアルファー食品の安心米を使用しています。
ジップ付きになっていて、中にはスプーンもついています。
出来上がりのご飯の量は270gと多めでお茶碗2杯分ぐらいです。
アルファ米の食感は柔らかく嫌な臭いは全くしません。
ツヤツヤでとても美味しいごはんですよ。
カレーは「アマノフーズ畑のカレー」が1回分でほどよい量です。
無印食品のレトルトカレーも美味しいですが、レトルト食品よりフリーズドライの方が荷物を軽量化できておすすめです。
おにぎりと即席スープ
おにぎりやサンドウィッチなどの定番ものにお湯を注いで、ポタージュスープやフリーズドライのお汁粉などをプラスできれば食事の楽しみも倍増します。
スープにコンビニのおにぎりを崩して入れて雑炊にするのも温まって美味しいですよ。
お湯を山に持参するなら山の環境に適している保温性の高いサーモスの山専ボトルとスタンレーのボトルがおすすめです。
両方ともおよそ80℃を6時間以上キープできる保温力がウリの水筒です。
サーモス山専ボトルは、サイズが500ml、750ml、900mlと3種類ありますが、900mlあると山ごはんで丁度良いようです。
900mlは他の小さいサイズより保温性が高く、900mlの大きさで0.39kgと軽いのも魅力です。
私は、スタンレーを5年ほど愛用していますが、蓋の開閉時に真空になっているという手ごたえを感じます。
スタンレーのボトルは、一度熱湯を入れて5分ほど水筒の内部を予熱してから沸かしたお湯を入れておけば冬でもカップラーメンが作れます。
いつも、現地でアツアツなのでその保温力にはびっくりしています。
スタンレーはやや重いのが欠点ですが、長時間に強くアウトドア向きのボトルです。
山ごはん初心者が用意すべき調理道具
山ごはんを作ってみたい方は、下記をセットで揃えるのがおすすめです。
- クッカー
- バーナー
- ガス缶
それぞれどんなものなのか選び方などを紹介していきます。
クッカー
クッカーはコッヘルとも呼ばれるアウトドア用の深さのある鍋のことです。
持ち手は折りたためて収納が可能です。
クッカーには主に3種類あります。
- アルミ製
- ステンレス製
- チタン製
中にはアルミ製で内側がテフロン加工されているものもあります。
最初に買うなら価格の手ごろなアルミ製がよいでしょう。
登山での料理の回数が多い人は、大きさの違うクッカーが2種類あると料理の幅が広がりますよ。
バーナー
バーナーはストーブとも呼ばれています。
ガソリンなど漏れる可能性のある液体燃料は山では危険です。
山では、ホース経由でつなぐ必要はないので「分離型」のバーナではなく、直接ガス缶に結合できる「一体型」のシングルバーナーがおすすめです。
ガス缶
ガス缶はOD缶と呼ばれるアウトドア用に作られたガス缶を選びましょう。
カセットコンロ用のものは寒い場所では火のつきが悪く山には不向きです。
シングルガスバーナーのおすすめメーカーは下記の通りです。
- SOTO
- プリムス
- イワタニ
- キャプテンスタッグ
五徳部分を広げクッカーのほかメスティンやシェラカップなどをのせることもできます。
山頂では風が強いことがありますので、風よけの準備が必要な場合があります。
風よけがあると、火力が安定してお湯が沸く時間を短縮できますよ。
風よけは、折りたためてコンパクトに持ち運びができるものが多いので、一つ用意しておいてもよいでしょう。
まとめ
今回は、山ごはんで火を使わないレシピとお湯だけレシピ、初心者が用意すべきものなどを紹介しました。
- 山で火を使わないレシピは冷たいうどんや即席のサンドウィッチなど簡単なものがよい
- 山にはおにぎりやパンのほかにスープの素やお湯を持って行くとメニューの幅が広がる
- 山でごはんを作るなら、クッカー・バーナー・ガス缶からそろえると良い
山ではさっと食べられて栄養補給できるのが理想的です。
山で食べるごはんは格別ですよ!
ぜひ試してみてくださいね。
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