小学校の入学祝いなどで買ってもらった学習机って、不要になったとき皆さんどうされていますか。
何十年も前に義務教育を終えた筆者の学習机は、行き場を失いなぜか現在は食器棚の代わりとして台所に鎮座しています。
同じように使い道がなく、でも捨てられることなく家の中で学習机が物置状態となっているご家庭もあるのではないでしょうか。
そんな行き場の失った学習机問題を解決すべく、学習机をパソコンデスクにリメイクしてみました。
素人のDIYですが、それなりのパソコンデスクにリメイクすることができたので、そのやり方をご紹介します。
学習机をパソコンデスクにリメイク
こちらが我が家の食器棚となっている学習机です。
筆者は一人暮らしなのもあって、収納量には問題有りませんでしたが、天板部分が狭い台所にはちょっと邪魔でしたね。
学習机リメイクの大まかな流れは下記のとおりです。
- 机に設置されている蛍光灯や取り付け金具類を撤去
- 机の引き出しを外す
- 作業しやすくするため机を横倒しにする
- 切断する箇所に墨付け(線を引く)
- のこぎりまたは電動工具で机を切断
- 不要な仕切りを切断
- 切断面を仕上げる
- 完成
作業に最低限必要な工具類です。
- ドライバー
- のこぎり
- カッター
- 金づち
- (推奨)インパクトドライバー
インパクトドライバーと電動丸ノコがあれば作業がはかどりますが、作業音が大きいので集合住宅での利用は注意が必要です。
リメイクの工程
リフォームの工程を簡単に説明すると、上部の棚と天板部分を分断。
上部の棚は引き続き食器棚として再利用。
天板の右下部の引き出し、及び仕切りは撤去して足元を広く使えるよう改良します。
不用品の撤去
まずは、不要なものを取り外します。
ねじで固定されている照明器具はドライバーを使って取り外します。
この机には、小物を入れる小さい引き出しが付いていますが、切断したあとは使用できなくなるので取り外しておきます。
机を横倒し
机を立てたまま切断すると、ノコギリの刃が切断面に挟まって動かせなくなります。
また、電動丸ノコを使用する場合も同様に刃が挟まり、キックバックという現象が起こり大変危険なので取り扱いにはご注意ください。
机を横倒しにすれば、切断しやすく、また机が安定するので作業がはかどります。
墨付け
切断するラインがわかるように、鉛筆などで線を引きます。
この作業を墨付けなどと言ったりします。
一般家庭にはふつう置いてないとは思いますが、墨付けする際に「スコヤ」や「さしがね」といった道具があると、しっかりと線を引くことができます。
大工さんや木工に携わる人には必需品です。
のこぎりまたは電動工具で机を切断
側面の切断
墨付けができたら早速のこぎりで切断していきます。
まずは側面から切断していきます。
墨付けした線に沿って真っ直ぐ、のこぎりの刃を走らせて行きます。
のこぎりは引く時に切れるので、そこを意識すると無駄な力を使わずに済みます。
背板(後ろの板)の切断
両側面にのこぎりの刃が入れ終わったら、あとは背板(後ろの板)を切断します。
この背板の部分は大体厚さ2.5mmか4mmほどのべニア板の場合が多く、カッターで何度か切れ目を入れると切断することができます。
のこぎりで切断することも当然できますが、板が薄くヨレてしまい真っ直ぐ切ることが難しい場合もあります。
のこぎりに慣れていない人は、手間はかかりますがカッターのほうが真っすぐに切断できます。
不要な仕切りを切断
棚部分は食器棚として使用
背板の切断が完了すれば、机が2つに分割されます。
分割された上部の棚は、筆者の場合は引き続き食器棚として再利用します。
上部の棚は、引き続き食器棚として使用しました。
引き出しと仕切りを撤去
右下部の引き出しを残すことも考えましたが、足元を広く取りたかったのと、引き出しがあるとどうしても物が増えてしまうので撤去することにしました。
中央の仕切り部分と、上部の小棚の仕切りは大体ビスか木ダボで固定されているので、数回強めにかなづちで叩けば取り除くことができます。
切断面を仕上げる
以上で作業は終了ですが、のこぎりで切断した切り口は鋭くなっているので、サンドペーパーなどで角を取った方が見栄えもよく、ケガの防止にもなります。
ちなみに、この切り口の角を丸くしたり、鈍角にすることを面取りと言います。
煮物料理でも、大根などの角を取ることを面取りと言ったりしますね。
学習机のリメイク完成
面取りが完了すれば完成です。
完成までにかかった時間は約4時間ほどです。
裏側はこんな感じになりました。
学習机をDIYでリメイクのまとめ
のこぎりに慣れていない人は真っすぐに切断するのは難しいかもしれませんが、それ以外は特に大変なところはないので、もし使わなくなった学習机があり処分に困っていたら是非挑戦してみてください。
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