じめじめと湿度が不快な梅雨時期…。
数日前購入しておいたパンを食べようとしたのですが、そこにはすでにカビがぽつぽつと生えてしまっていたんです…。
「うそでしょ?まだ消費期限すぎてないよ?」
たしかに開封済みではあったのですが、カビはしっかりと生えてしまっている状態。
でも、消費期限はまだ過ぎていないと思った私は「このパン、カビを取れば食べられるんじゃね?」
ちょっとそう思ってしましました。
とはいえ、何も調べず食べたら、なんか恐ろしいことになるかもしれないですよね!
こちらで、カビの生えたパンは食べられるのか。また、カビが生えにくくなる方法はあるのかをしっかり確認して、「なんか恐ろしいこと」にならない様にしましょう!(笑)
食パンに生えたカビは取れば食べても大丈夫?
結論、
「カビの生えたパンは、カビをとっても食べちゃダメ!」です。
カビさえとってしまえば一見大丈夫そうにも見えなくはないですが、カビはその目に見える胞子だけではなく、「菌糸」と言われるとても小さく目に見えないものが、その胞子の周り全体に広がってしまっているんです!
実は、カビ自体は少し食べたからといってすぐに健康被害がでるわけではないのです。
何が恐ろしいのかというと、カビには様々な健康被害を及ぼすウィルスや細菌が付着する可能性がかなり高いということなんです。
その正体は主に黄色ブドウ球菌やノロウィルス。
いわゆる食中毒の症状の原因となるものですね!
では、食パンを焼いてしまったらカビも死滅するんじゃないの?
そう思ったんですが、じつはそれも間違い。
カビ自体は熱には弱いので死滅することは不可能ではないようなのですが、問題なのはそのカビから発生する「カビ毒素」にあるんです!
カビ毒素は人体にとっては有害なもので、熱を加えても死滅することはない性質をもっているため、いくらカビを加熱して殺菌してもカビ毒素をすでに発生させていたらもう打つ手なしです。
食べてはいけません!
食パンにカビが生えないように長持ちさせる方法
カビが生えている食パンは食べてはいけないことはわかったのですが、ひとつ気になることがありまして…。
なんで消費期限の切れてない食パンにカビが生えてしまったんだろう?
食パンにカビが生えるのを防ぐ方法ってあるんだろうか?
ここがすごく気になるところ。
まず、消費期限がまだ残っているのにもかかわらずカビが生えてしまった原因としては、梅雨のあのジメジメとした多湿の環境だったんです。
パンにカビが生える条件として挙げられるのは
- 十分な水分があること
- カビが最も活発になる温度は25℃~28℃
となっており、ちょうど梅雨時期はその条件にピッタリ当てはまってしまうわけです。
これらを踏まえてカビが生えにくい保存方法を考えると
- 食パンを1枚ずつラップで包む
- 冷凍保存をする
この2点を押さえておくと良いということになります!
食パンを1枚ずつラップで包むことで、外気に漂う菌の付着を極力防ぐ効果が期待できます!
さらに、食パンは湿度が低い冷凍庫で保存することで、菌の繁殖を防ぐことになりますし、かなり日持ちもするようになります!
ただ、湿度が低いという条件であれば冷蔵庫も当てはまるのですが、冷蔵だと今度は湿度が低すぎて食パン自体の水分を飛ばしてしまい、パサパサの残念な食パンになってしまうのであまりオススメはしません。
まとめ
カビの生えた食パンは、以下の点にご注意ください。
- カビの生えた食パンはカビをとっても食べないほうがよい
- 食パンを1枚ずつラップをして冷凍庫で保存することでカビは生えにくくなる
大丈夫だろう…っていう根拠のない考えは危険ですね。
危うく「なんか恐ろしいこと」になるところでした(笑)
ついついカビの生えていないところは大丈夫そうだし、もったいないって思ってしまうところですが、まずはカビが生えにくいように対策することが大事ですね!
カビが生える条件と、その対策をしっかりと押さえることで体調不良を防ぐことにつながりますので、ぜひこちらを参考にしてみてくださいね!
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