カニカマには通常、賞味期限が表示されるため、期限切れになってもすぐに傷んでしまうわけではありませんが、食品メーカー側では「期限切れから何日までなら大丈夫」とは明言していません。
それらを踏まえたうえで、ネット上などの声をみると、未開封でメーカーが推奨する方法で保存していたものであれば、期限切れから3日程度であれば食べても問題はなさそうです。
開封後のカニカマの日持ちについては、賞味期限に関係なく冷蔵保存で2~3日以内に食べ切るよう推奨されています。
それでは、賞味期限切れのカニカマは、いつまで食べられるのか、開封後はいつまで日持ちするかなどについて、もう少し詳しくご紹介していきます。
いつもカニカマを賞味期限切れにしてしまう方は、保存期間が長い冷凍のカニカマがおすすめです。
カニカマ賞味期限切れは未開封ならいつまで食べられる?
賞味期限が過ぎてしまったカニカマは、未開封でも3日程度が目安です。
なお、メーカーが推奨する方法で保存していなかった場合は、傷んでいる可能性もあるので食べるのを控えたほうがいいですし、たとえ保存方法を守っていても、食べる際はカニカマが傷んでいないかよく観察しましょう。
記事の後半でカニカマは腐るとどうなるのか解説しているので、そちらを参考にしてみてください。
例え傷んでいなくても賞味期限切れのカニカマを食べる場合は、加熱調理して食べることをおすすめします。
とは言え、やはり賞味期限が過ぎてしまったカニカマは、1日でも早く食べ切るように心がけてください。
賞味期限と消費期限の違い
加工食品には食べられる期限が表示されていますが、それにはご存じの通り「賞味期限」「消費期限」の2通りあり、カニカマには賞味期限が表示されています。
それぞれの違いは
- 賞味期限:美味しく食べられる期限
- 消費期限:安全に食べられる期限
となっています。
賞味期限は、未開封のまま保存方法を正しく守っていれば「美味しく食べられる」という期限です。
賞味期限が過ぎてしまうと味は落ちますが、食べられなくなるわけではありません。
食品製造メーカーでは、期限が切れても食べる人がいることを考え、あらかじめ賞味期限は短く表示しているそうです。
そのゆとり設定は、表示されている賞味期限の1.2倍程だということです。
カニカマの賞味期限を7日間とすると、その1.2倍の8.4日、つまり賞味期限が過ぎてから1.4日(2日後の昼頃)まで食べても心配ないだろうといえます。
と言っても、それはメーカーが指定した適切な方法で保存した場合に限られますので、それ以外の状態で賞味期限切れになった場合は食べるのを控えましょう。
カニカマ開封後の賞味期限はどれくらい?
カニカマを開封した場合は、冷蔵保存で2~3日以内に食べ切るようにするとよいでしょう。
賞味期限は、未開封でさらに記載されている適切な方法で保存されたことを想定して設定しています。
ですから、開封後はそれに当てはまりませんので、賞味期限に関係なくできるだけ早く食べた方がよいです。
食品は開封すると、外から雑菌が侵入しますので、開封後数日経ったカニカマを食べる場合は、食べる前に傷んでいないかよく確認してから食べてください。
私は、時々サラダや和え物、酢の物、スープなどにカニカマを使うので、常備していることが多いです。
うっかり賞味期限を切らしてしまった場合は、オーブントースターで軽く焼いてから同様に使います。
瑞々しさは少なくなりますが、旨味はそのままで違った食感が楽しめます。
カニカマの保存方法
カニカマは、冷蔵庫で冷蔵保存することをおすすめします。
すぐに使わない場合は、冷凍庫で冷凍保存することも可能ですが、解凍後に水分が抜けることで食感や見た目が悪くなることもあります。
冷蔵保存方法
開封して食べきれなかったカニカマの保存方法は
- 一つずつラップで包む
- ジップロックなどの保冷袋に入れて冷蔵庫に入れる
日持ちさせるには、空気に触れさせないことが大切です。
そうすることで美味しさも長持ちします。
冷凍保存方法
買ってきたカニカマを冷凍保存すれば、1ヶ月程保存しても美味しく食べられます。
保存方法は、そのまま冷凍庫に入れるだけで大丈夫です。
冷凍保存する時に、小分けにして冷凍しておくと、小出しで使ことができるので便利です。
開封後のカニカマを冷凍する場合は、冷蔵保存した時と同じように保冷袋に入れて冷凍します。
この場合は、開封前のカニカマと違い日持ちは短いので、早めに食べるようにしましょう
カニカマの解凍方法
食べる時は、自然解凍をおすすめします。
完全に解凍してしまうと、水分に旨味が混じって出てしまいますので、半解凍のままサラダにしたり、スープや炒め物などで調理したりすれば、旨味を逃がすことなく使うことができます。
解凍後のカニカマは食感の変化や旨味の減少などがあるので、生食には適しません。
また一度解凍したものはもう一度冷凍しないようにして、全部使い切りましょう。
カニカマは腐るとどうなる?
カニカマが腐ると、見た目(色)、臭い、触った感じに変化が表れます。
腐り始めですと、よく観察しないと気付かないと思いますが、徐々にその変化がはっきりとしてきます。
それぞれの変化について詳しくご紹介します。
見た目(色)の変化
カニカマは新鮮な時、赤と白の鮮やかな色をしています。
それが腐ると、どちらの色もくすんでぼやけてしまい、はっきりとした色になりません。
また、端の方や側面が、黄色っぽく変色する場合もあります。
臭いの変化
正常なカニカマなら、蒲鉾独特の甘いような匂いがします。
しかし、腐ってくると酸っぱいような臭いになります。
この場合は、細菌が発生していると考えられますので、試しに食べてみることはしないで、処分してください。
触った感じの変化
触ってネバネバしていたり、裂いた時に柔らかく感じたりする時は腐っている可能性が大きいので、速やかに処分しましょう。
また、弾力がなくて指で挟んだらつぶれてしまう時も、腐り始めているか、腐る前の状態なので迷わずに処分しましょう。
表面の黒い点々は?
カニカマの表面に黒い点々が見られるときがあります。
これは、カニカマが腐っているということではありません。
カニカマの原料となるタラの皮が、製造過程で混じってしまうことがあるので、カニカマの表面に黒い点として見られることがあります。
まとめ
賞味期限切れから3日たったカニカマは大丈夫か、開封後はいつまで日持ちするか、保存方法や腐るとどうなるかなどについてお伝えしました。
- 賞味期限切れのカニカマは、未開封でも3日以内に食べ切るようにしましょう。
- カニカマを開封後は、冷蔵保存で2~3日以内に食べ切るようにしましょう。
- カニカマは腐ると、見た目(色)や臭い、触った感じなどに変化が見られるようになります。
色鮮やかで料理を華やかにしてくれるカニカマは、子どもからお年寄りまで喜んで美味しく食べられる食材です。
賞味期限切れになってしまいがちなカニカマを無駄にしないで使い切るために、この記事を参考にしてもらえたらうれしいです。
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