カニカマは柔らかくて美味しいので子供も大人も大好きな食材です。
でも、カニカマは加工品なので赤ちゃんにあげていいのか迷いますよね。
赤ちゃんにカニカマを食べさせていい時期は、1歳以降と言われています。
カニカマを食べさせる前に原材料を確認し、なるべく添加物と塩分が控えめのものを選んで塩抜きしてから使いましょう。
また、カニカマは魚のすり身で作られていますが、カニエキスが入っていますので少量でもアレルギーの心配があります。
今回は赤ちゃんにカニカマをあげられる時期、カニカマのアレルギー症状、カニカマを使った簡単なレシピを紹介します。
この記事を読んでカニカマのことを把握してから離乳食に取り入れてくださいね。
いつから赤ちゃんにカニカマを離乳食であげていい?
赤ちゃんにカニカマをあげる時期は、1歳以降で離乳食が完了する頃が目安になります。
カニカマのような加工品は柔らかく一見食べやすそうですが、しっかり塩がきいています。
食品添加物やアレルギー物質も含まれるので、離乳食に無理して取り入れなくてもよい食材です。
初めて離乳食にカニカマを使うときは原材料を確認し、うどんの具材やチャーハンの彩りに加える程度からスタートしましょう。
アレルギー反応が出てしまった時のために、診療を受けられる早めの時間帯に食べさせるといいですよ。
カニカマの原材料や添加物は?
カニカマにはスティック状のものとフレーク状のものがあります。
スティック状のカニカマは、魚のすり身とでんぷんで作られたかまぼこに「カニエキス」を加えたものです。
原材料をみると乾燥卵白やえびが入っているものもあり、アレルギーの心配があるので月齢の低い赤ちゃんには無理してあげないほうがいいでしょう。
カニカマは、きれいな赤色なので着色料が気になるところですが、昔のような合成着色料は使用されていません。
ほとんどのカニカマが、トマト色素やベニコウジ色素など植物由来の着色料を使用しています。
一方、本物に似せたフレーク状のカニ風味かまぼこは、魚のすり身とでんぷんに本物のカニが加えられているものが多くあります。
例えば、イオントップバリュの「かに風味かまぼこフレーク」は安価ですが、ズワイガニが入っています。
着色料はフレーク状のカニカマにもトマト由来の色素が使われています。
封を切った瞬間、きちんと「かに」の匂いがしてとても柔らかく身もほぐれやすいので食べやすいです。
でも、「かに」はアレルギーの心配があるので赤ちゃんにはあげない方が安心です。
カニカマをあげるときの注意点
カニカマを赤ちゃんにあげるとき、塩分、食品添加物、アレルギー物質の3つの注意点があります。
カニカマは何もつけなくてもしっかり味がついています。
大人が食べると美味しいですが、内臓が未発達の赤ちゃんには塩抜きしてから食べさせましょう。
短く切って軽くゆでるか、熱湯をかけるだけでも塩抜きできます。
カニカマに使用されている食品添加物は、大量に食べることをしなければ影響はありません。
でも、カニエキス、乾燥卵白、小麦粉、エビなどアレルギー物質が含まれるので月齢の低い赤ちゃんには食べさせない方が安心です。
もし、カニカマのアレルギー反応が起きたらどんな症状になるのか紹介します。
カニカマのアレルギー症状
カニカマに入っているカニエキスは少量ですが、
- 食後口の周りがかゆくなる
- 軽いじんましんが出る
といった症状はよく確認されています。
アレルギーの原因物質はトロポミオシンという名称です。
タコ、いか、ほたて、貝類などの甲殻類アレルギー症状が出る原因は、全部このトロポミオシンが原因とみられています。
症状は、食後一時間以内に出るのが特徴ですが、まれに時間が経ってから発症することもあります。
主な症状は次の通り。
- 腹痛
- 下痢
- 吐き気・嘔吐
- 頭痛
- 唇、口の中、のどが腫れる
- 目の充血
- じんましん
このような症状は、前回食べた時は何ともなかったのに急に出る場合もあります。
もし、症状が出てしまったらどうしたらよいかも把握しておくと安心ですね。
もしアレルギーがでてしまったら何科に行けばよい?
カニカマを食べた後、おかしいと思ったら放置せずにかかりつけの病院に連絡しましょう。
カニのアレルギーは、赤ちゃんから大人まで発症する可能性があります。
小さい子供は小児科で、15歳以上は内科で診てもらうことができますよ。
症状が軽ければ自然にじんましんもひいて腹痛もおさまりますが、アナフィラキシーショックになってしまうと呼吸器が腫れ、命の危険があります。
すぐに病院へ行くと注射や点滴で治療してもらえます。
以前、いかを食べてアナフィラキーショックになったのですが、高熱が出て顔が腫れてしまい呼吸が苦しかったのでかなり体力を消耗してしまいました。
幸いすぐに近くの医院で診察が受けられたのでその日のうちに回復しました。
自己判断せず、医療機関に相談して適切な処置を受けましょう。
カニカマの離乳食レシピ
離乳食の完了期に食べられるカニカマを使ったレシピを紹介します。
離乳食完了期は食事の回数も3回になって、急に忙しくなりますよね。
急に泣かれてキッチンに立てなかったり、せっかく作ったのにほとんどこぼされてしまったりうまくいかない日もあると思います。
同じものしか食べないという赤ちゃんもいますが、一過性でいつの間にか上手に何でも食べられるようになっていますよ。
そこで、忙しいランチに具沢山な一皿メニューはいかがでしょう。
簡単なレシピを紹介します。
カニカマ入り煮込みうどん
<材料>つくりやすい量
- ゆでうどん 40g
- 大根 10g
- にんじん 10g
- ゆでブロッコリー5g
- カニカマ1/2本
- だし汁150cc
- しょうゆ小さじ2/3(味が薄かったら足す)
<作り方>
- 鍋にだし汁を入れ、大根、にんじん、ゆでブロッコリー、カニカマ(5~10mmくらいに切っておく)を入れて煮る
- にんじんが柔らかくなったら食べやすく切ったうどんを入れ、5分弱火で煮込む
- 味が薄かったらしょうゆをたして出来上がり
野菜とカニカマの卵とじ丼
<材料>つくりやすい量
- ミックスベジタブル40g
- 絹豆腐 大1
- カニカマ 1/2本
- 卵 1/2個
- 軟飯(5倍がゆ) 90g
<作り方>
- ミックスベジタブルとカニカマを茹でる
- コーンとカニカマを刻む
- 卵を割り入れ、崩した絹豆腐を入れて混ぜる
- フライパンを熱し③を入れ、ゆでたミックスベジタブルとカニカマを入れ、炒り卵の要領で炒める
- 軟飯にのせて出来上がり
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はカニカマを赤ちゃんにあげるタイミングや注意点をお伝えしました。
- 赤ちゃんにカニカマあげるのは1歳以降、離乳食完了が目安
- カニカマは塩抜きをしてから少量料理に取り入れる
- アレルギー症状が出たらすぐに医療機関に相談をする
カニカマは柔らかくて美味しいので取り入れたい食材ですが、赤ちゃんには少量にしておきましょう。
いろいろな食材を赤ちゃんに教えてあげたいですが、少しずつ試してくださいね。
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