つけ麺といえば、熱々のスープに冷たい麺をつけて食べるのが定番です。
「ラーメン=温かいもの」というのが常識ですが、なぜつけ麺だけは「冷たい麺」で出てくるのでしょうか?
つけ麺の麺が冷たい理由は、麺本来のコシを出すために、茹でた麺を一度水でしめているからです。
スープが冷めるのを防ぐためには、一度水でしめた麺をもう一度湯通しする「あつもり」がおすすめです。
今回は、つけ麺の麺が冷たい理由、スープが冷めるのを防ぐ方法、また残ったスープにお出汁を入れて薄めて飲む「スープ割」などについてもご紹介していきます。
最後まで読んで頂ければ、今更聞けない「つけ麺」の疑問が解けて、スープの最後の一滴までおいしくいただけるようになりますよ。
それでは早速紹介していきます。
つけ麺の麺が冷たい理由
つけ麺の麺が冷たい理由は、「麺のコシを味わうため」です。
通常のラーメンは茹った熱々の麺をそのままスープに投入しますが、つけ麺の場合は茹でた麺を一度水でしめます。
それにより、麺本来のコシが引き出されるのです。
太めの麺を使用している店が多いのも頷けますね。
次回つけ麺を食べるときは、ぜひ麵自体の味をしっかりと楽しんでみてください。
つけ麺のスープが冷めるの防ぐ方法は?
つけ麺の麺が冷たい理由についてはわかりましたが、とはいえスープは温かい状態で楽しみたいもの。
冷たい麺を何度もつけているとスープが冷めてきてしまいますが、それを防ぐ方法があります。
焼き石を使用する
お店によっては、スープを再加熱する「焼き石」を用意しているところがあります。
はじめはそのまま食べて、スープが冷めてきたところで熱した石を投入して温め直すのです。
この方法だと、最後まで温かいままスープを楽しむことができます。
あつもり
一度水でしめた麺を、もう一度湯通ししたものを「あつもり」といいます。
引き締まった麺を温かい状態で楽しむために生み出されました。
冷たい麺を入れるよりもスープが冷めにくくなるので、熱々で食べたい!という方はあつもりがおすすめです。
ただ、湯通しする分冷たい麺よりはコシが落ちてしまいます。
はじめから「あつもり」で麺を提供しているお店や、「ひやもり/あつもり」を選べるお店もあるので、どちらも試してみて好みに合った方を選ぶのが良いでしょう。
麺は温かいけど冷たいスープのつけ麺はある?
一般的には、冷たいスープのつけ麺を出すお店はあまりありません。
つけ麺のスープは通常のラーメンより濃いめに作られていることがほとんどです。
濃厚なスープは油を多く含んでいるため、冷やすと固まってしまうことが多いのです。
お店で食べるのは難しいかもしれませんが、市販の麺つゆを使えば自宅でスープが作れます。
「冷製つけ麺のあつもり」を食べたいときは、自分で作ってみるのもおすすめです。
冷製つけ麺のレシピは【こちら】!※麺を冷やした後に湯通しすればあつもりになります!
つけ麺のスープの残りは飲む?飲まない?
つけ麺のスープは濃厚なので、残った分をそのまま飲むのは困難です。
そんなときは、「スープ割」を試してみましょう。
「スープ割」とは、蕎麦湯のように残った汁にお出汁を入れて薄めて飲む方法です。
つけ麺を出しているラーメン店ではスープ割が用意されていることが多いので、お店の人に聞いてみましょう。
※注文しなくても用意されていることもあれば、頼まないと出てこないお店もあります。
まとめ
それでは、今回のおさらいです。
つけ麺の麺が冷たい理由
つけ麺の麺が冷たいのは、「麺本来のコシを味わうため」です。
一度茹でた麺を水でしめているので、通常のラーメンよりも小麦の味がしっかりと出た引き締まった麺を楽しむことができます。
つけ麺のスープが冷めるの防ぐ方法は?
スープが冷めるのを防ぐには、「焼き石」で温めなおす方法か「あつもり」で温かい麺にする方法があります。
あつもりの場合はひやもりよりはコシが落ちるので、好みに合った方を選びましょう。
麺は温かいけど冷たいスープのつけ麺はある?
一般的には、冷たいスープのつけ麺を出すお店はあまりありません。
濃厚なスープは油が固まりやすいためです。
冷製つけ麺を楽しみたいときは、ご家庭で作ってみるのがおすすめです。
つけ麺のスープの残りは飲む?飲まない?
つけ麺のスープは「スープ割」で楽しみましょう!
そのままだと濃すぎて飲みにくいですが、出汁で薄めるとおいしくいただけます。
以上、つけ麺についてご紹介しました。
汁まで楽しめるつけ麺、最後までおいしくいただきましょう!
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