白いご飯と食べてもパスタにしても美味しいたらこは、年代に関係なく好まれている食材でしょう。
しかし、冷蔵庫に入れたまま食べるのを忘れてしまい、気づいたら賞味期限切れになっていたということもあるのではないでしょうか。
- たらこは賞味期限切れ1週間でも、焼くなどの加熱調理をすれば食べることができます
- たらこは冷凍保存することもできます
それでは、たらこは賞味期限切れ1週間でも食べられるのか、焼くと食べられるのか、冷凍保存はできるのかなどについて、もう少し詳しくご紹介していきます。
今まで買って来たたらこを冷蔵庫に入れて、ついうっかりして賞味期限切れになってしまって、「このたらこもう食べられないかな、まだ大丈夫かな」と迷ったことがある方、まとめて買い置きしても今までよりも安心して食べることができますので、ぜひこの記事を参考になさってください。
賞味期限切れのたらこはいつまで大丈夫?
賞味期限切れのたらこの日持ち
冷蔵保存のたらこが賞味期限切れになってしまった場合、期限切れから2日ほどであれば生でも食べられる可能性があります。
冷凍保存のたらこの場合は、賞味期限切れでも1ヶ月程度であれば食べることができそうです。
解凍した後、生でも食べられたという意見もネット上では多くありました。
基本的には賞味期限切れのたらこを生で食べることはおすすめできませんが、火を通せば賞味期限切れでも1週間程度であれば食べることは可能とされています。
その際は、たらこが傷んでいないか自己責任でしっかり確認をお願いします。
たらこが傷んだり腐ったりしていた場合の見分け方については、のちほどご紹介します。
賞味期限切れでも焼くと食べれる?
賞味期限を過ぎたたらこは、期限切れから2日以内でも体調がすぐれない時や傷んでいるのに気づかずに生で食べてしまった場合、食中毒などを起こす危険性があります。
焼くなどの加熱調理をして食べるとよいでしょう。
また、冷凍保存したたらこも、体調がすぐれない時や生食が不安な方は、加熱調理した方が安心です。
たらこのおすすめ加熱レシピ
たらこを使った加熱レシピをお伝えします。
鶏むね肉のたらこバターつくね
〈材料〉2人分
- 鶏むね肉:250g
- たらこ:100g
- 大葉:4枚
- 有塩バター:20g
- バルメザンチーズ、酒、片栗粉:各大さじ1
- 塩:小さじ1
- 白こしょう:少々
〈作り方〉
- 大葉は軸を取り、みじん切りにする
- たらこは、薄皮から取り出しておく
- 鶏むね肉はみじん切りにした後、包丁でたたく
- ボウルに鶏むね肉、たらこ、大葉、バルメザンチーズ、酒、片栗粉、塩・白こしょうを加えて混ぜ合わせたら、6等分にし、丸く形を整える
- フライパンにバターを入れて中火にする
- バターが溶けたら、丸く成形したつくねを乗せ、きつね色になるまで焼く
- 裏返し蓋をして5分程焼き、火が通ったらお皿に盛り付け完成
たらこと大葉が共に互いの味を邪魔することなく、良い味を出しています。
鶏むね肉はみじん切りにしてあるので、独特のパサつき感もなく、バター味が利いていて美味しいです。
我が家では、このレシピでたらこの代わりに明太子を入れて作ることもあります。
たらこは腐るとどうなる?
たらこが腐ると下記のような変化が見られます。
見た目
- つやがなく、色が悪くなる
- 表面がねっとりしている
- カビが生える
臭い
- 腐った魚のような臭いがする
- 臭いがきつくなる
食感
- 粘っこい感じになる
- 糸を引く
- 酸味のある味になる
たらこに上記のような変化が一つでも見られたら、食べるのを止めて破棄しましょう。
このような変化が見られなくても生で食べるのが心配な時は、火を通して食べることをおすすめします。
賞味期限が過ぎると、傷んでいなくても雑菌が繁殖し始めますが、火を通すことで大概の雑菌は死滅します。
しかし、食中毒などの菌は火を通しても毒性は消えないことが多いので、食べる前に良く確かめて、食べても大丈夫か見極めることが大切です。
変色したたらこの見分け方
たらこが、黒色や緑色に一部分変色しているのが見られことがあります。
たらこは、タラの卵を加工して作りますが、その過程でタラの胆汁がついて変色したものなので、食べても問題ないそうです。
たらこは冷凍できる?
たらこは、冷凍保存することができます。
たらこの冷凍保存の方法には、生のままで冷凍する方法と加熱してから冷凍する方法があります。
ここでは、冷凍保存方法や冷凍した場合の賞味期限などついてお伝えしていきます。
冷凍したたらこの賞味期限
冷凍保存したたらこは、1ヶ月を目安に使い切ってください。
たらこは冷凍することで長期保存ができる食材なので、2ヶ月くらいならば保存することが可能だという意見もあります。
しかし、保存期間が長くなればそれだけ風味は落ちますので、早めに食べる方がよいでしょう。
たらこを生のまま冷凍保存する方法
生のたらこを一腹ずつ冷凍する方法
- たらこを一腹ずつラップで包み、ジップロックなどの冷凍用保存袋に入れる
- 金属トレイに乗せて冷凍庫に入れる
生のたらこをカットして冷凍する方法
- たらこを食べるサイズにカット
- 一回分ずつラップに包んで、ジップロックなどの冷凍用保存袋に入れる
- 金属トレイに乗せて冷凍庫に入れる
たらこを加熱してから冷凍する方法
- たらこ一腹につき、小さじ1/3程の酒を振りかけ、ラップをかける
- 電子レンジ600Wで2分間加熱
- 中まで火が通ったことを確認し、1回分ずつに切り分けて、ジップロックなどの冷凍用保存袋に入れる
- 金属トレイに乗せて冷凍庫に入れる
冷凍するときの注意点
- 買ってきてすぐの新鮮なたらこを冷凍
- 包む時には、空気が入らないようにぴったりと包む
(たらことラップの間に隙間を作らないように包むと、冷凍焼けを防ぐことができます。) - 冷凍用保存袋に入れる時は、重ならないように平らに並べ、空気をしっかり抜いて口を閉める
- 金属トレイに乗せて冷凍することで急速冷凍ができるので、新鮮なまま冷凍が可能
たらこの解凍方法
解凍する時は、冷蔵庫解凍または氷水解凍をおすすめします。
冷凍したたらこは、解凍方法で美味しさが半減してしまうこともあります。
手間をかけて冷凍したたらこを、正しい解凍方法で美味しくいただきたいですね。
冷蔵庫での解凍
食べる前日に食べたい分量のたらこを冷蔵庫に移し、冷蔵庫の低い温度でじっくりと解凍すれば、たらこの旨味を失わずに美味しく食べることができます。
冷凍したたらこの冷蔵解凍には、半日~1日かかります。
氷水解凍
冷蔵庫での解凍が一般的ですが、どうしても早く食べたい時には、冷凍用保存袋のまま氷水につけて解凍する方法もあります。
常温での解凍は時間もかからずに解凍できますが、旨味成分が流れ出てしまうので、味が落ちてしまいます。
また食中毒の心配もありますので、おすすめできません。
たらこを解凍した後の賞味期限は、冷蔵庫保存で1週間程です。
季節や天候によっても変わりますので、臭いや味などを良く確かめてから食べてくださいね。
まとめ
たらこは賞味期限切れ1週間過ぎても大丈夫か、焼くと食べられるか、冷凍保存はできるのかなどについて、お伝えしました。
- 賞味期限が切れて1週間過ぎたたらこは、生で食べるのではなく、焼くなどの火を通して食べるのが安全
- たらこは、冷凍保存もできる
- たらこ冷凍方法は、生のまま冷凍保存する方法と加熱してから冷凍する方法の二通りある
たらこは生ものですので、賞味期限を意識して安全に美味しくいただくのが一番です。
大量に買って来たりいただいたりした時や、うっかりして賞味期限切れになってしまった時などには、この記事を参考にたらこを有効活用して、食卓を彩ってもらえたらうれしいです。
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