ケーキを買うと賞味期限のところに、「本日中にお召し上がりください」と書かれていて、ケーキってあまり日持ちしないイメージがありますよね。
残ったケーキを冷蔵庫に入れて次の日食べたり、場合によっては2日、3日後に食べたりすることがあると思いますが、冷蔵庫でのケーキの賞味期限の目安は次の通りです。
- 生クリームとカットフルーツがのったケーキ→当日中か次の日
- フルーツなし、生クリームのケーキ→次の日
- ベイクド系(ベイクドチーズケーキやガトーショコラ)→買った日含め3日
ケーキの種類や保存状況にもよりますが、やはりケーキの賞味期限はとても短く、生クリームを使用したケーキ類は、持って翌日までと考えた方がいいでしょう。
この記事では、ケーキの賞味期限がどれくらいなのか、また日持ちさせる方法や冷凍保存について紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ケーキを冷蔵庫で保存するときには、専用のケーキ保存カバーを使ってみるものいいかもしれませんよ。
冷蔵庫に入れたケーキの賞味期限は?翌日まで持つ?
ケーキと一口に言っても、ショートケーキ、チーズケーキ、ガトーショコラなど、種類はさまざまですよね。
買ってから家に着くまでの時間や、その時の気温などにも左右されるので、賞味期限もそれによって違ってきますが、あくまで目安としては
- 生クリームとカットフルーツがのったケーキ→当日中か次の日
- フルーツなし、生クリームのケーキ→次の日
- ベイクド系(ベイクドチーズケーキやガトーショコラ)→買った日含め3日
が一般的に日持ちする日数と言われています。
ケーキと言われてイメージするフルーツと生クリームで盛り付けたケーキは、その生クリームとカットフルーツの劣化が早いので、美味しく、しかも安心して食べることができるのは当日中か次の日までになります。
とはいえ、ホールケーキなどは2日で食べきってしまうのは結構むずかしいですよね。
実際、私もホールケーキは3日目とか4日目ぐらいで食べきったことは何度もあり、それでお腹を壊したことはありませんが、やっぱり生クリームやスポンジの食感は悪くなる印象がありますので、賞味期限の目安は2日以内とすることをおすすめします。
ちなみに、ネットでは5日どころか1週間以上過ぎたケーキを食べてたけど問題ない、という意見もありびっくりしました!
でも、お腹の強さに自信がない方はマネしないほうがいいかもしれませんね。
賞味期限が切れたケーキを食べても大丈夫かどうかの判断は、ケーキの状態や体質にもよりますので自己責任でお願いします。
また、製造過程で熱を通しているベイクドチーズケーキなどは、ショートケーキなどよりも少し賞味期限が延びて3日~4日ほど日持ちしますが、材料に乳製品を使用しているので気を抜くとすぐに傷んでしまうので衛生管理はしっかりしましょう。
こぼれ話ですが、以前ケーキ屋でバイトをしていた友人に聞いた話で、その店では、前日に売れ残ったケーキを「兄」と呼び、その日に作ったケーキを「弟」と呼び、「兄」から順番に売っていくそうです。
つまり、ケーキ屋において、ケーキの賞味期限は1日ではなく2日!
ケーキの箱に「当日中」と書いてあるから、ケーキの賞味期限は1日と思っていた筆者には衝撃でした。
でも、自分が買ったケーキが「兄」か「弟」かなんてわからないですよね。
賞味期限の表示方法の良し悪しは別にして、ケーキはもともと2日くらいは日持ちするということですね。
ケーキを冷蔵庫で保存する方法
ケーキを買うと、だいたい箱に入った状態で渡されると思います。
そして冷蔵庫に入れるとき、その箱に入ったまま入れるという方がほとんどじゃないですかね?
でも実はそれはケーキの保存方法として、あまりよくないんです。
ここでは、ケーキを冷蔵庫で保存するときの注意点についてご紹介します。
箱から出して保存
ケーキを箱にいれたまま冷蔵庫に入れると、箱に使用している紙が箱の中の湿気を吸ってしまいます。
湿気を吸われると、ケーキのクリームやスポンジが乾燥してクリームのなめらかさや、スポンジのふわふわ感がなくなってしまいます。
それを防ぐためにも、ケーキは紙箱から出して、密閉しましょう。
また、紙箱は匂いを吸いやすいので、他の食品の匂いが紙箱にうつり、その匂いが紙箱からケーキにうつってしまうことがあります。
タッパーに入れて保存
ケーキを冷蔵庫で保存する際、一番おすすめなのは高さのあるタッパーを使うことです。
ケーキをそのままタッパーに入れると、出し入れしづらいですが、タッパーを逆さまに使うと簡単に出し入れできます。
タッパーを逆さまにしたら、蓋のほうにケーキを置いて容器をかぶせれば完了です。
チーズケーキやガトーショコラのように、そんなに高さがないケーキなら、家によくある高さ5cmほどのタッパーで十分です。
でも、生クリームなどで飾りつけされたデコレーションケーキだと、家にあるタッパーでは入らないこともありますよね。
そんな時は、箱ごとラップを巻くという方法もあります。
なるべく密閉できるように、何重かすると安心ですね。
この場合、ケーキの水分が紙箱にうつってしまうのは防げませんが、紙箱にうつった水分が冷蔵庫に出ていくのは防げるので、何もしないより乾燥しにくくなります。
そして匂い移りも防げますね。
ケーキは冷凍庫で保存できるの?
ケーキを冷凍したことがない人からすると、生クリームは冷凍しても大丈夫なのか気になると思います。
でも、ケーキの冷凍は、ケーキ屋さんや飲食店でもやっていることなので問題ありません。
ただし、注意があって、「生フルーツがのったケーキ」はできません!
生クリームのケーキでも、生フルーツをとれば冷凍が可能です。
筆者が以前バイトをしていたチェーン店の和食レストランでも、ケーキは冷凍でした。
ロールケーキやティラミスがありましたが、冷凍で納品されたものを、その日の注文分を予想して、必要な分だけ解凍していました。
それを知ってから、ファミレスや回転ずしなどで見かける、果物が入っていないクリームとスポンジだけのケーキも冷凍かなと思う時があります。
それでも、おいしいですよね!
ただ、ケーキ屋さんやレストランの場合、業務用の冷凍庫を使っているので、味も損なわれにくくはなっていると思いますが、一般家庭でもちゃんと冷凍すれば、ケーキのおいしさを保つことができます。
冷凍庫に入れたケーキの賞味期限はどのくらい?
冷凍したケーキは、保存期間は1か月程度とされています。
冷凍期間が長くなると、味や風味が落ちていくので、おいしく食べたいなら、2週間までに食べるのがいいかもしれません。
しかし、正しく冷凍していないと、冷凍庫のにおいが移ったり、乾燥してぼそぼそしたりと、残念なケーキになってしまいます。
「冷凍したケーキはおいしくない!」とならないためにも、必ず冷凍保存するときは「密閉」するように気をつけましょう。
密閉できていないと、におい移りや、乾燥の原因になります。
ケーキの冷凍保存方法についてご紹介します。
ラップで巻いて保存袋
チーズケーキやガトーショコラ、パウンドケーキ、ロールケーキなどラップで巻くことが可能なものは、ラップでくるんで、ジッパー付きの保存袋で冷凍しましょう。
このとき、なるべく空気は抜くようにしてくださいね。
タッパーなど保存容器に入れる
生クリームのケーキは、ラップでは巻けないので、タッパーを逆さまにして、ふたにケーキを乗せ容器の方をかぶせると、ケーキが傾かず、入れやすいです。
やり方はケーキを冷蔵庫で保存するときと同じです。
冷凍庫に入れたケーキの解凍方法
ケーキを解凍するときは「冷蔵庫で解凍」が原則です。
常温で解凍すると、クリームがゆるんでしまいおいしくないです。
もちろん電子レンジの解凍は、温度にムラができるのでおやめください。
食べる4~6時間前に冷凍庫から、冷蔵室に移して解凍しましょう。
完全に解凍せず半解凍で食べるのもおすすめです。
よくやるのはロールケーキとチーズケーキですが、ティラミスなどはアイスケーキのようでおいしいです。
焼き菓子のフィナンシェやマドレーヌも、冷凍してもおいしくいただけます。
まとめ
ケーキを冷蔵庫で保存した場合、どれくらい日持ちするかについてお伝えしました。
- 生クリームとカットフルーツがのったケーキ→当日中か次の日
- フルーツなし、生クリームのケーキ→次の日
- ベイクド系(ベイクドチーズケーキやガトーショコラ)→買った日含め3日
せっかくのケーキ、なるべくなら買ってきた日においしく食べたいところですね。
でも、残ってしまった場合、冷蔵庫での保存も可能になります。
生クリームやフルーツがのったものは傷みが早く、ベイクド系は数日もつので、いろいろな種類がある場合、傷みが早そうなものから食べることおすすめします。
できることなら、タッパーなどでしっかり密閉して、少しでもおいしさを残して保存しましょう。
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