お歳暮などでビールをいただいたとき、嬉しいと思いつつ持て余してしまうことがあります。
少しずつ飲もうと箱のまましまっていたら、気付いたら賞味期限が切れていた……なんてことも。
ビールはワインやウイスキーほどは日持ちがしないイメージですが、賞味期限が切れても飲めるのでしょうか?
結論から言うと、ビールは賞味期限が切れても半年ほどであれば飲むことができます。
開封後であれば翌日までに飲み切るのが良いでしょう。
冷蔵庫から出して常温になったビールを再冷蔵するのは、1~2回くらいであれば問題ありません。
ここからは、ビールの保存についてより詳しくご紹介します。
冷蔵庫にビールが眠っているときや、飲みかけのビールを持て余してしまった方はぜひ読んでみてください。
ビールは賞味期限切れから半年~1年過ぎても大丈夫?
ビールの賞味期限は大体9カ月ほどで設定されています。
未開封の状態で適切に保管されていれば、賞味期限を過ぎても衛生的には問題ありません。
ただし、開封後であったり直射日光の当たる気温の高い場所に置いた場合は、劣化してしまう可能性があります。
また、時間が経つほどビール本来の風味が薄れてしまうので、メーカーのHPなどでは購入後は早めに飲むことが推奨されています。
消費の目安としては、賞味期限が切れてから半年ほどを目安にすることをおすすめします。
1年以上が経過するとビールの色が濁ったり、泡が立たなくなったりと飲むのには適していない状態になります。
半年でも味は落ちるので、おいしく飲みたい方は賞味期限内に召し上がってください!
また、味やにおいに違和感を感じたときは無理に飲むのは避けましょう。
開封後のビールはどれくらい持つ?
基本的に、開封してしまったビールは賞味期限に関わらずは早めに消費するのがベターです。
密閉して保存すれば翌日くらいまでなら飲めますが、3日を超えると炭酸が弱まりビールのおいしさは損なわれてしまいます。
飲み切れなかった場合は料理に使うなど、他の使い道を検討すると良いでしょう。
開封後のビールは保存できる?
飲みかけのビールは、飲み口にラップをかけて密閉し冷蔵庫に入れておけば、一時的に保管することができます。
ただし、一度口を付けたものは雑菌が繁殖しやすいので、あまり長くは置かない方が良いでしょう。
密閉しておかなかったり、長期間冷蔵庫に入れっぱなしにしておくと、他の食品ににおいが移ってしまう可能性もあります。
冷やしたビールを常温に戻したり、また冷蔵庫で冷やしても問題ない?
冷蔵庫から1~2回出し入れするくらいであれば、品質的には問題ないと言われています。
ただし、温度が高かったりあまり振動を与えすぎると、風味が損なわれる可能性があります。
基本的には、冷蔵か常温どちらかで保存しあまり移動させないことをおすすめします。
開封後のビールや賞味期限の切れたビールの使い道
飲むのはためらわれるけど捨てるのはもったいない、というときは、他の使い道を検討してみましょう。
代表的な方法は、料理に使用することです。
ビールに含まれる酵母はタンパク質を分解する効果があるため、漬けたり煮たりすることでお肉を柔らかくすることができます。
牛肉や鶏肉のビール煮は、レシピとしても一般的ですね。
また、ぬか床に混ぜるとぬか漬けの風味がよくなりおいしくなるとも言われています。
その他、アルコールの力を生かして掃除につかったり、植物の水やりに使用する方法もあります。
ただ、においが気になる場合もあるので、お子様やビールの苦手な方のいるご家庭ではあまりおすすめしません。
まとめ
今回は、賞味期限切れのビールの扱いや、保存方法について紹介しました。
- ビールは賞味期限が切れても半年くらいであれば飲める
- 開封後は密閉して翌日までに飲み切るのがおすすめ
- 再冷蔵は1~2回であれば問題ない
- 持て余したビールは煮込み料理やぬか漬けなどに使える
できればビールはおいしくいただきたいですが、持て余してしまったときはぜひ飲む以外の方法で有効活用してください。
以上、参考になれば幸いです。
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