約30年前小学生のときに買ってもらったマウンテンバイクの調子が悪くなり、新しい自転車の購入を検討。
最初は街の自転車専門店で買うことを考えましたが、最近は何でもネットで買い物しているので、今回初めて自転車もネット通販で購入してみました。
買ったのは「イオンバイク」のオンラインショップで販売されていた「バイキング バイク (Viking Bike)」というブランドのマウンテンバイクです。
と言うわけで今回は、バイキングというマウンテンバイクの仕様や口コミ、乗り心地についてご紹介します。
バイキングバイクの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみください。
バイキングバイク(Viking Bike)のレビュー
- サイズ:27.5インチ
- 車体重量:約17kg(販売ページ参照)
- 車両価格:25,080円(税込み)
カラーは、黒の他に赤もありましたが、自分には赤い自転車を乗りこなす度胸はなかったので黒を選択しました。
塗装はとくに問題なく奇麗な仕上がりです。
重量は約17kgとなっていて、実際に持ち上げてみましたが決して軽いとは言えませんが、一般的な成人男性であれば一時的に持ち上げたり、担いだりするのは大変ではないと思います。
子供や小柄な女性にはちょっと重たいかもしれません。
車両価格25,080円という価格は、マウンテンバイクとしては安い方だと思います。
スポーツバイクを趣味としている人からしたら、きっとおもちゃみたいなバイクなのかもしれませんが、街乗り専用と考えていた私にとって自転車に掛けられる金額はこのくらいがギリギリでした。

フロントフォーク(サスペンション)
サスペンション付きの自転車をこれまで乗ったことがないので、このサスペンションの具合についてはいいのか悪いの正直なところ分かりません。
自転車のレースに出るような人にはすこぶる重要な部分だと思いますが、街乗り用の自分には可もなく不可もなくと言ったところです。
それでも、以前乗っていたマウンテンバイクにはサスペンションは装備されていなかったので、グレードアップした気分は味わうことができました。

フロントブレーキ(Vブレーキ)

リアブレーキ(Vブレーキ)
バイキングバイクのブレーキは、多くのマウンテンバイクに採用されている、Vブレーキが前も後ろも装備されています。
当然でなければいけませんが、ブレーキの利き具合は問題ありません。
以前乗っていたマウンテンバイクは、乗り始めてからかなり早い段階でブレーキを掛けると「プファ~」って音が出てとてもうるさくて嫌だったんですよね。
ブレーキパットの角度の問題だったみたいですが、このバイキングバイクからはそんな音が出ないことを願うばかりです。

シフトレバー(右)シマノ TOURNEYシリーズ

シフトレバー(左)シマノ TOURNEYシリーズ

ギア(フロント:3枚)

フロントディレイラー

ギア(リア:6枚)

リアディレイラー
バイキングバイクに装備されている変速機はシマノ製です。
グリップシフトと呼ばれる変速機で、ハンドルの内側にあるシフトを手前や奥に回してシフトチェンジするものです。
このシフトグリップは最近はあまり採用されていないそうで、装着されているのはほぼ低価格の自転車だそうです。
私自身シフトグリップの自転車に乗るのが初めてだったというのもあってか、始めは思っていたのと逆にシフトチェンジすることが何度かありましたがすぐに慣れました。
操作自体は別に難しいところはありませんが、頻繁にシフトチェンジすると手首が疲れてくるかもしれませんね。
ちなみに、筆者は自転車業界に疎いので知らなかったのですが、シマノは自転車の部品メーカーとして世界シェアの7割ほど占めていて、マウンテンバイクなどのスポーツバイクに限ればシェア8割以上になるそうです。
そんな訳でバイキングバイクにシマノ製の変速機が装着されているのは必然であり、この価格帯の自転車はほとんどがシマノ製の変速機が装備されているのではないでしょうか。

フロントハブ
自転車に詳しくないので、正直タイヤ周りの品質の良し悪しは全く分かりません。
車両価格からすれば一般的なものだと思われますが、個人的には走行中に車輪が外れるようなことさえなければそれで充分です。

スタンド
スタンドは、一般的な片足スタンドが装着されています。
使い勝手に関してはとくに問題ないですが、片足スタンドなので傾斜のある所や砂利などの不安定な場所では倒れやすいのでその点は注意が必要です。
因みに本格的なスポーツバイクだとスタンドは装備されていないそうです。

サドル
サドルの座り心地は特に悪い印象はありませんが、スポーツバイクなのでシートはママチャリなどに比べると固いです。
表面の材質は結構しっかりしている印象です。

シートクランプ
シートを固定するシートクランプはクイックレバー式が採用されています。
シート調節はとても簡単にできました。

ロゴマーク?
シートチューブと言われる箇所に、バイキングバイクのロゴマークと思われるものがペイントされています。
バイキングなので「いかり」をモチーフにしたのでしょうか?このロゴに対して特に思うところはありませんが、どちらかというとダウンチューブと呼ばれるフレーム部分に大きくペイントされた「VIKING」のほうが気になりますね。
バイキングバイクのメリット・デメリット
バイキングバイクを1か月ほど乗ってみて感じた、長所と短所をまとめてみました。
バイキングバイクのメリット
- 安い
- デザインが無難
安い
2万5千円という価格は性能は別にして、とりあえずマウンテンバイクに乗りたいという方には大変お手頃だと思います。
探せば2万円以下のものはありますが、私としては何となく1万円台だと耐久性に不安を感じてしまいます。
まあ、本格的なスポーツバイクに乗っている人からすれば、2万円台のバイクも耐久性に不安を感じると思いますが、街乗り用なのでそこは大目に見て欲しいですね。
デザインが無難
デザインに関しては完全に私の主観ですが、スポーツ系バイクは結構派手なカラーリングのものが多く、非常に購買意欲を掻き立てられます。
しかし、しばらくすると飽きてしまったり、時代遅れのカラーリングに感じることもあります。
その点、このバイクはほぼ黒で統一されているので、派手さはありませんが無難な色なので後でカラーリングについてひどく後悔することはないと思います。
バイキングバイクのデメリット
- サドルが低い
- フロントのミドルギアが分かりづらい
- ペダルのリフレクターが飛び出す
お手頃価格で街乗り用マウンテンバイクを希望しており、このバイキングバイクはそれが叶っていたので、取り立てて不満はなかったのですが、いくつか気になる点があったのでまとめてみました。
サドルが低い
個人的にサドルの高さがもう少し欲しかったです。
サドルの高さを調節するバーのことをシートポストと言ったりするそうですが、そのシートポストを伸ばせる限界のところに印が付いています。
その印のところまでサドルを高くしているのですが、自分にはちょっとそれだと低くてサドルに座った状態で足の裏がべったり地面に着くくらいなんですよね。
スポーツバイクは、ペダルを一番下にしたとき少し膝が曲がるくらいが適正だと言われたりしますが、自分の場合はかなり膝が曲がった状態になります。
なので巡航走行が長いと、脚への疲労蓄積が早いような気がします。
まあこれは自転車が問題ではなく、日本人男性の平均身長より少し高い私の方に問題があるのですが・・・。
以前乗っていたマウンテンバイクはそれほどサドルが低いと感じることはなかったのですが、もしかするとシートポストを限界以上の高さに設定していたからかもしれません。
シートポストだけの販売もあるようなので交換することも可能かと思いますが、そこにコストを掛けるほど乗り心地に影響があるわけではないので自分は現状のままで行こうと思います。
走行スタイルにこだわりのある方で、特に背の高い方はこのサドルだと物足りないかもしれません。
フロントのミドルギアが分かりづらい
ギアの仕様については、このバイキングバイクのデメリットというより装備しているシマノ製の変速機の問題かもしれません。
このバイキングバイクに装備されている変速機は、フロントギアがインナー、ミドル、アウターの3段、リアは6段となっています。
リアのシフトグリップには、現在何段目か分かるようにメモリがついているのですが、フロントのシフトギアにはメモリはなく、しかもインナー、ミドル、アウターの3段しかないのに、シフトは3段以上にカチカチ回るのです。
インターかアウターは、シフトを一番奥か手前に回しきってしまえばギアチェンジしたことが分かりますが、ミドルはどこがギアチェンジの最適な位置なのか分かりづらく、ミドルに入ったと思ったら実はインナーに入っていたなんてこともあります。
なのでミドルにチェンジするときは、ちゃんとチェーンがミドルに入っているか思わず目で確認しちゃうのでよそ見運転になってしまい危険なんです。
以前乗っていたマウンテンバイクはフロントは2段だったせいか、そんな問題はありませんでした。
フロント3段は今まで乗ったことがなかったので、そういうものだと言われてしまえば「そうなのか~」と納得せざるを得ませんが、そこがちょっと残念なところです。
あとは、恐らくもっと使い勝手のいい変速機はあるのでしょうが、それを装備すると現在の価格で販売するのは難しいところかもしれません。
まあ、レースに出場するわけではないので、そんなにシビアなシフトチェンジは必要ないですけどね。
ペダルのリフレクターが飛び出す
これはかなり予想外の出来ことだったのですが、信号待ちしている時にふとペダルに目を向けると何かがはみ出していたのです。
そう、それはペダルの側面についているあのオレンジ色のリフレクター(反射板)。
1/3ほど飛び出していて、その部分を指で押すと緩くはなく多少力を入れないと動かないくらいのきつさがありました。
なので恐らく走行中の振動で少しずつずれてきたのだと思われるので、いきなりどっかに飛んいってしまうというようなことはないと思います。
ただ押し戻してから数日後にペダルを確認したら、また少し飛び出していたので確認を怠るといつの間にかなくなっているという事態になるかもしれません。
ペダルのリフレクターは装着していなくても法律的には問題はないようですが、安全面からすると重要なパーツなのでやはり紛失する事態は避けなければなりません。
瞬間接着剤などの処置をすれば大丈夫そうな気がしますが、それに安心して確認を怠るといつの間にか無くなっているなんてことになるかもしれないので油断できませんね。
私の購入したバイクだけの不具合なのか、全車に見られる症状なのか分かりませんが、読者の方でこのバイキングバイクに限らず自転車を購入した際には、ぜひペダルのリフレクターをチェックしてみてください。
バイキングバイクの評判や口コミ
バイキングバイクの販売台数はそれほど多くなかったのか、評判や口コミ情報は見当たりませんでした。
申し訳ありませんが、当記事の私のレビューをもってバイキングバイクの評判と代えさせて頂きます。
まとめ
「イオンバイク」のオンラインショップで販売されていた「バイキング バイク (Viking Bike)」というマウンテンバイクの仕様や乗り心地、メリットやデメリットについてご紹介しました。
このバイキングバイクの購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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